平成29年度 奧・井ノ上記念日本青少年国連訪問団

V. 感想文

国連訪問団に参加して

磯上 潤奈

今回、たくさんの国連職員、外務省の方々とお話しする機会をいただきました。全員に共通していたことは「強い信念」だと思います。ユニセフの奥村さんがおっしゃっていた言葉が忘れられません。シエラレオネでは長老に学校建設の交渉をするのに一週間かかったり、アフガニスタンで活動するときに女性から言われることをよく思わない方も多くいて大変だったとおっしゃっていました。文化も考え方も全く異なる国で働くことは並大抵のことではできません。奥村さんは忍耐力が必要だと強調されていました。さらに、私は仕事や活動に対して深い「信念」もあるからやり抜けるのだと思いました。それはほかの方々も同じでした。日本政府代表部でも「外交官は華やかな職業ではない。命を狙われることもある。そうやって活動している」とおっしゃっていました。それでもこの職業を続ける理由は皆さん一人一人に「強い信念」があり、それを全うしたいという強い気持ちがあるからだと思いました。

今回の派遣団では仲間達にも恵まれました。

一緒に参加した仲間達の活動は、様々な国際大会に出場、高校生平和大使として活動する、多言語を操る、など多岐に及びます。その一つ一つの活躍に私は深い衝撃を受けました。私にとって、この派遣は中学校時代最大の目標でした。しかし、今回それだけではいけないのだと思いました。この派遣団に参加し、学んだことがスタートであり、ゴールではないのだと。これから私は高校生になります。経験や努力を重ねて再び国連本部の地に、そして外交官という夢を叶えられるよう頑張ります。

今回は貴重な機会を本当にありがとうございました。この経験は私にとって一生の財産です。この経験を糧にこれからも前進していきたいと思います。

国連訪問団に参加して

西貝 茂辰

奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団は、将来国連職員を目指す自分に、自分の将来の目標を叶えるための道を示してくれたとともに、それ自体が自分の国際理解を深めることに非常に有意義なものでした。

研修に参加する以前、自分は曖昧にUNDPやUN HABITAT等の機関において途上国の都市開発に携わりたいと考えていました。しかしインターネットや本から得られる情報はあるものの、国連職員として行う活動などに具体的なイメージを持てていませんでした。ブリーフィング等を通して、国連が自分の所属する学校や市民社会へのアプローチも行っており、実際に市民がその活動に参加することもある、また試行錯誤して広報を行っているという事実は、国連という存在を自分にとても身近に感じさせるものでした。

また世界的な社会問題の「ジブンゴト化」ができたことも、大きな収穫でした。特にUN Womenへの訪問等では、gender inequality等の自分にはSNSで投稿・情報をシェアするしか協力の方法がないと認識していた社会課題について、理系の自分でも災害発生時のIT技術活用などによる協力の方法もあると知ることができました。

今、自分はまだ高校生で知識も経験も何もありません。今回の研修は、外国語運用能力やそもそもの複雑に絡み合った国際問題への理解、専門分野の知識などの力が明らかに足りないことを自覚するきっかけにもなりました。今回の貴重な経験を大きな糧にし、途上国の開発に携わるという目標を達成するための努力を重ねていきたいと思います。そして最後に、この度の派遣に関わって頂いた全ての方々に感謝申し上げます。

国連訪問団に参加して

川端 春花

今回ニューヨーク研修で多くのことを学ぶことができました。特に印象に残っているのは、UN Women とUNICEFへの訪問です。UN Women では、女性の人権問題などの向上に向けての活動を教えていただきました。また、震災などの災害が起こった時に女性にとっての復興が遅い、被害が大きいということを知り、支援を精力的にしていかなければいけないと強く感じました。女性の地位が低い国や地域はまだまだたくさんあります。世界が本当の平和を迎えるためには女性の地位向上は必要不可欠なものだと再認識しました。

UNICEF では、子どもへの支援についてお話をうかがいました。保健や衛生などさまざまな問題がある中で共通している部分があるとお話を聞いて思いました。それは、教育です。すべての問題を解決するためには母親に栄養管理のことを教えたり、子どもに学びの場を提供するなど学ぶということが大切なのだと感じました。また、その地域の文化や考え方を尊重し、その土地に合わせて発展していかなければいけないのだと思いました。

今回のニューヨーク研修を通じて、国際協力への理解と意欲が高まりました。自分の目で実際の現場に行き、肌で感じ学ぶことの大切さを知りました。私は将来、教師になりたいと考えています。そして、子どもたちが国際協力に触れ、理解を深める事ができる場を作っていきたいと思います。最後に、このような貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

国連訪問団に参加して

大友 志穂

この派遣で私は、自分の夢であり憧れであった、国際連合やUN Women、UNICEFの本部と日本・アメリカ・イラクの国連代表部の訪問、国連邦人職員の方との懇談会など、貴重な体験をすることができた。ここで見聞きしたことは私の一生の宝物となり、将来の夢への道を一層はっきりさせてくれた。

一番印象に残っているのはUN Womenへ訪問したことだ。私は女優のエマワトソンさんが親善大使を務めるUN Womenに以前から興味を持っていた。女児や女性の権利だけでなく、人道支援に関する活動を行っていることは知らなかったので驚いた。また、やはりジェンダーの平等は、リンカーンの言葉を借りれば、女性の女性による女性のためのものではなく、皆の皆による皆のためのものであると強く感じた。

今回の訪問先で聞いたお話の中で共通していたのは、活動についてあまり知られていないことと若い人々の力を必要としていることだ。

確かに、国連の活動は、各国の代表が集まって行っていて一般の人にとって遠く離れた存在であり、知る機会が少ないといえる。よく知らないため、日頃から環境問題や難民問題、女性や子供の問題、貧富の差などの国際問題などについて考える機会が少なく、数多く存在する問題を解決することは困難になる。大きな問題には大きなアクションが必要となる。認知度を上げるために国際問題やそれを解決している団体・人々について知り、考える機会を増やさなければならない。だから、私は事前学習したことや、今回見聞きしたこと・学んだことについてしっかり正確に多くの人々に伝えたいと思う。これは私の使命だとも思う。私のように次世代を担う若者は特に知り、参加し、行動する必要がある。前述のように、積極的に人々に伝えて他人事だと思わず、自分も関わっていると常に意識することを大切にしたい。

このような貴重な機会を与えてくれた人々や支えてくれた家族や仲間、先生方に今一度感謝をしたい。

国連訪問団に参加して

長澤パティ 明寿

奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問派遣団の一員として過ごした一週間。これは私にとって非常に有意義でかけがえのない時間でした。国連職員の方々や国連代表部の方々からの様々なお話によりこれからの国際社会や日本のあり方について考えを深めるとともに、自分が将来国際公務員になるためにすべきこと、国際公務員として行いたい活動の課題についても考えをめぐらせることができました。国連という場の雰囲気を自分の肌で感じることができたこともとても貴重な体験でした。又、自分と同じ様な将来の夢を持ち、様々なことに積極的に取り組んでいる仲間と出会え、とても良い刺激を受けました。一つ一つの人との出会いに感謝しこれからも大切にしていきたいです。

国連訪問団に参加して

平嶋 友裕

私の将来の夢は中学校の教師になり、国際的な教育をして地元の山梨の子供達に夢を与えることです。私は今回の奧・井ノ上記念日本青少年国連訪問団で、将来の夢に活かせる貴重な体験を数多くさせて頂きました。

私は、このニューヨーク訪問で普通ではすることのできない国連職員や国連代表部の方々との交流ができることに胸を躍らせていました。お話を聞いていて、国際社会で活躍されている方々には常に相手への尊重、理解の心がありました。ジェンダー、身分、価値観の違いに関係なく、人々と手を取り合いながら国際社会を発展させていこうとする皆さんの姿勢に心打たれ、多様性の重要性を改めて意識すると共に、自分も日常生活でも国際社会でも常に相手の考え方への寛容と吸収を心がけて過ごしたいと思いました。

そして、国連日本政府代表部訪問に関しては、「将来教師になった時、国際教育をする上でまずはじめに何をすればいいのか。」という私の疑問に対して別所大使と木下書記官からアドバイスを頂けたのも、とても勉強になりました。子供達に、多種多様な答えが出る議題で議論させることと、今回の訪問を含めた自分の国際体験で感じたことを率直に子供達に伝えること。この二つのアドバイスを将来自分が教員になった時に活かそうと思います。

最後にこの訪問では、多くの友達ができました。現地の高校生ともほんの数時間の交流でしたが、日本文化の交流を通じて親密な関係を築き上げることができました。そして、訪問団の仲間達とも固い友情を結ぶことができました。皆が興味深い経験を持っていて、そこから刺激を得たり、勉強の場や観光でも皆で団結してより多くのものを心に刻み持ち帰るようにしていました。今回の訪問でご一緒できた皆さんは皆良い方ばかりで、電車の中で別れる時は泣きそうになってしまいました。この一週間本当にありがとうございました。

私は、これからも自分の夢の実現に向けて努力していきたいと思います。そして、これからの人生で何かしらの機会を作って国連職員として世界平和のために貢献したいと思います。

国連訪問団に参加して

名和 由佳子

私は、昨年の夏休みにSDGsについて作文を書き、国連や日本の海外支援について「分かった」つもりになっていた。しかし、この派遣に行くために、国連や日本との関りについて事前学習をすればするほど、私が実は何も知らなかったことが分かり、国連本部を訪問することが不安になったことも何度もあった。

そんな私に国連職員の方々は、まずは自分の目を通して「知る」ことこそが大事であるとアドバイスをしてくださった。そこで、この研修を通して今まで知らなかったことを一つでも多く「知ろう」とすると、いろいろなことが見えてきた。

本当に世界には多くの国があり、いろいろな文化を持つ人がいること…国連で世界の平和を作り上げようと努力する人々がいること…日本が国連で果たしている役割…イラクと日本との深い絆…現在だけではなく未来が豊かになるように取り組む人々…国連で活躍する多くの日本人女性…そして、将来国連で活躍することを目標にし、努力している7人の仲間…

私は、これらのことを知れば知るほど、もっと世界について「学びたい」という気持ちが強くなり、私なりに世界の未来についての考えが生まれていることに気づいた。今私は、今回の訪問で「知ったこと」や「考えたこと」を身近な人たちに「伝えて」いこうと心に決めている。UNDPのハジアリッチ秀子さんが「自分の考えを広めることがより良い世界につながる」と言っていたように、小さなところから世界をより良くしていきたいと思う。

NY研修を終えて

和田 奈那

未来を良く築き担っていく私達に必要な事は、第一に「まず知る、理解する、さらに伝える」そして必ずサポートする事であると学びました。現在の日本の情勢や世界との繋がり、文化などを正しく理解し海外の人々に発信する事が大切であると改めて実感しました。海外で行われている活動についても理解を深め、校内での広報活動やSNS等で発信していきたいと考えます。第二に、多くの言語を習得する事です。私は将来UNHCRで働きたいと考えています。そこでの公用語は英仏露中アラビア語の五ヶ国語です。交流をしたスタイヴェザント高校の生徒は既に公用語のうち二ヶ国語が話せました。多少間違えても積極的に日本語を使う姿勢は今後他言語を学ぶ上で見習うべきだと思いました。日本人の英語が上達しない原因はこの積極性の無さにあるのです。グローバル化していく世界で活動するためには多くの言語を使えることが出発点になると感じました。最後に、夢や目標を定めそれを叶える為に、努力し、専門知識を身につける事です。夢を夢で終わらせないよう、目の前の1つ1つの目標を着実にクリアしていこうと思います。私はUN職員の方との会話の中で「人と違ってよいのです。」と言われた事が心に残っています。この言葉によって、自分の考えを伝える際、「人と違う」ということで躊躇する事がなくなりました。

今回、大変貴重な経験をさせていただいた事に感謝いたします。