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会長からのご挨拶

(公財)日本国際連合協会は、1956年日本が第80番目の加盟国となる為に、遡る事1947年戦後の混乱の中、国民の草の根運動の集まりとして活動を開始しました。

2002年に外務大臣経験者など外務省関係の方が歴任されていた会長職に、文化人である私に要請がありましたのは今の時代、政治・経済の面では対立する場面が多い中、文化交流を深める文化外交が国家間の対等性を深める重要なポイントとなるとの考えからでしょう。

相手の国を知る為には、まず相手の文化的背景を理解する事が肝要です。

そしてこのような外交は、政治家・経済人ではなく国民の皆さんお一人、お一人が外交官となり得るということなのです。

アントニオ・グテーレス事務総長のもと活動している国連の現実は、世界中の方々が注視していますが本来の目的を果たしているとは思われない問題が続出しております。

加盟193ヶ国のうちほんの一握りの国以外は、いまだ独裁的政治をして非民主的な行動があるのです。

また国連の中で働く日本人は、常任理事国入りを目指し第2位の拠出金を出しているにもかかわらず3%にも満たないのです。

これでは国連の中で日本が強く意見を主張する事など出来ません。

その原因を語学力にあげる意見がありますが、決してそれだけではないと思います。

今の国連自体にそれだけ魅力がないのも一因でしょうが、外務省をはじめとして日本国全体が若い方々へ強力なるバックアップをしていない現状ともいえるでしょう。

そういった意味からも、当協会を通して国連機構を少しでも身近に感じていただけるべく本年も努力して参る所存であります。

どうぞ皆さん方の当協会へのさらなる御理解・御協力をお願いし御挨拶と致します。

© United Nations Association of JAPAN